モノグサ太郎
「モノグサ」といえば「オヤジ」・・・。
全国のオヤジ様、そしてオヤジファンの皆さまごめんなさい。
しかしながら、我が家のモノグサ一等賞は、やはりチチ様なのです。
チチ様は、まことに、日本のダメオヤジそのものでありまして・・。
まず第一に、自分は絶対に動かない。
これオヤジの鉄則です。
廊下を通ろうものなら、「オイ」と居間から一声かかり、「ナニ?」と覘くと
「風呂頼む」・・・それ逆方向じゃーん。ダメじゃーん。
また我が家では、電気ポットが居間にあり、各々勝手に茶をシバくわけなのですが、
お湯がなくなって「・・シュポッ。」とポットに言わせた人が給水するという
合理的なシステムがあるのにもかかわらず、チチ様は
「オイ、次でお湯がなくなるぞ」と言って、寸止めされるのでございます。
これには一同、皆怒っております。折角の画期的システムが、
全く機能しないではありませんかっ。一体誰のためのシステムだと思っているのかっ。
ご主人は「・・次の人のためにお前が給水するべきである」と勇敢にも
異議を申し立てたのですが、「ははっ、めんどくせぇ〜、頼む。」と一蹴・・。
聞く耳持たないのも、オヤジの第二の鉄則です。
その他、トイレットペーパーの芯は転がしっぱなし、空ペットボトルは
転がしっぱなし、新聞は放りっぱなし、靴下(使用済み)は放りっぱなし・・・。
もちろん料理なんてできません。洗濯機だって回せません。自分ひとりでは
一日も持たないのではないでしょうか。
そんなモノグサ太郎もですね、いっぱしには不満を持っていらっしゃるようで、
「おれは自分のことは何でも(ナニを?)自分の力でできる(だからナニを?)
というのに、お前たちのシミッタレ様と言ったら(もう一回言ってみろ)
何事だ!」と怒っていらっさいます・・。
年金受給者のチチ様が、庭の草を一人で取ったからって、
バチは当たらないはずだと、それくらいボクにも分かりますけどねぇ。
オヤジというものは、甘ったれなモノなのでしょうかねえ?