miaowmiaow's blog

猫とか漫画とか日記とか。雑記帳ブログ。

あの頃に帰りたい・・・

ご主人が、うれしそうです。おおかた○○ピでも解消したのだろうと思っていたら違いました。ご主人が勉強を教えていた中学生が、無事に高校に合格したんだそうです。昔(ご主人が現役中坊の頃)とは受験事情がビミョーに違うらしく、そのため確信や手応えのないまま不安げに発表を待っていたんだそうです。「いやー、よかったよかった!これでやつらは堂々、コーコーセーを気取れるわけだ。ほんとによかった、んでもってほんとにウラヤマシー・・」・・何が?「コーコーセー]ってそんなにいいもんなの?
「そりゃあねぇ、いいわよ、だってチャンスがいっぱいなのよ!」え?チャ、チャンス?何の?「電車通学は他のガッコの子と出会うチャンスだし、駅からガッコまで歩く間は同じガッコの先輩やほかのクラスの子と知り合うチャンスだし、部活も体育祭も文化祭も予餞会も同じくチャンスだし、それに今時は先生とも仲良くなれるだろうし、近くのコンビ二でアルバイトしてる大学生と出会えるかもしれないし、ね?いっぱいでしょ〜!私なんかもう絶望的なのにね。塾の生徒じゃ間に合わないし、生徒の親ってのも情熱的過ぎてひいちゃうし・・」バイト先は?「ムリ。」あ、即答。そっかやっぱな。「楽しかったな、コーコーセーは・・。うん、勉強以外はすべて、一瞬一瞬がすべてキラキラしてたわ〜・・戻りた〜ぃ・・」目ぇ、細めすぎ。もう何も見えてないハズだ・・。ご主人は今、さかりの時期に違いない。
そうか。戻れるとしたら、ボクは一体いつがいいだろう?
お母さん(ご主人に聞いたところ真っ白な母さんだったそうな)のおっぱいを飲んで甘えていたときかな?それとも大好きなお刺身をおなかいっぱい食べたとき?う〜ん・・。
そうだ。ボクは、まだ『ボクたち』だった頃に帰りたい。ボクたちはご主人にふたり一緒に貰われてやって来た。ボクより甘えん坊で泣き虫の、ご主人のひざをいつもひとり占めしてた妹「クスベ」。あの頃はいつでも傍に居たんだ。いつものように裏山に散歩に出かけ、途中ではぐれてとうとう帰らなかったクスベ・・。ああ、もしも戻れるのなら、あの頃だ。後になり先になり、ただひたすら追いかけっこをしてた、あの頃に。