miaowmiaow's blog

猫とか漫画とか日記とか。雑記帳ブログ。

なりたい私

なりたい自分の未来を描く。前向きに話し合う。こういうことあったけど、身体の調子が今イチだけど、気にしないよ。ポジティブでいなくちゃね。美味しいもの食べて。早く忘れようね。そんで体に良いことしよう。そういう話し合いのあと、疲れたことはないか。前向きな話は良い。ただしそれは、自分のネガティブな面がクリアになってからじゃないか。


今の自分の何が問題か。過去に引きずられているのか、未知なる不安に押しつぶされているのか。分からないようだけど、忘れたフリを脳がしているのかもしれない。


外見なんて、まあどうでもいいだろう。どのみち大して変わらない。ビビデバビデブー、と魔法でもかけてもらわぬ限り。期限付きの美しさ。もちろん構うことは自分を認めることでもあるから必要。ただ気になるのは、なりたい自分になる、という言葉。


なりたい私になるという。受け取り違えると、単なる女優。下手ならやめれるが上手けりゃやめられない。自分以外の誰かの真似をしたら幸せになれるのか。幸せなんて、自分がそう思うかどうかだけ。幸せな状況・環境・境遇だって周りからみた結果で。


なりたい私となりたくない私。どちらも愛しい自分。くよくよしている情けない自分・卑怯で計算高い自分・弱きに強く出る自分・知ったかぶりをする自分・素直に謝れない自分・何より自分の都合優先の自分・物に当たる自分・しゃべりすぎる自分・食べ過ぎる自分。どれもこれも大事な私。


つらいこと苦しいこと、嫌な思い出、嫌いな自分。そこへ目を向ける。なぜ?どうして?どこが?何が?見たくないこと・思い出したくないこと。傷ついた自分・泣くのをこらえた自分。置き去りの未消化・未解決の感情。なぜ繰り返す。なぜ自分ばかりが。


あのときのことを思い出して見る。ああ、泣いている。あの顔は泣いている。近くまで大人の自分が歩いて迎えに行く。あなたは間違っていないよ、それでいいんだよ、私は今でもそう思う。あのとき、私は悪者なんかじゃなかった。上手くいかなかったけれど。思いが伝わらなくて悲しかったけれど。子どもだったんだから、いろいろ力がないのは当然だよね。


誰が悪いでもない。そういう状況があったことだけが事実。良い悪いは感情論。捉え方によるもの、自分の中でも変容するもの。育てていくもの。仕方のないことだったのだと、事実のみに目を向ければ冷静になれる。客観視。自分は舞台に上がらないで客席から見る。


いいよ、わかったよ。じゃあ一緒に帰ろうか。泣いてる自分の涙をふいて、自分の手を自分でつないで。さあ帰ろう。一緒にいよう。そしたらお互いに心丈夫だね。


自分の弱さを、悲しい現実を、これぞ私の生きる道として。演技をしない、逃げたりしない。休憩もリズムのうち。私の道は私しか歩いてないからスピードなんて分からない、比べようがない。行けるように行くだけ。行きたいように行くだけ。それが、なりたい私になるってことだと思ってる。